もうすぐ引っ越す。これは一ヶ月前ぐらいの下書き。
すでに心は次の家に住んでいる気持ちでいる。
次の家をみつけたときにびびびっときたから。
なんだか浮気をしているような気持ちになる。
人に二股かけたことはない。家を二股してる。
家側からしても早く出ていってほしいはず。
ここに住みたい、ここが好き、って人に住んでもらったほうが明るい光が入ってきそう。
わたしは最初、ここかぁ暗いなあと思っていた。日当たりがあまりにも良くなかった。謎の防音機能付きの部屋で外の音も聞こえなくてストレスだった。うるさい家で育ったから。
隣の声とかは聞こえるのに。
夏は涼しいし冬は寒い。一階で向かいが近いので窓なんて開けられないし開けたところで光は遠い。
ここに来る前に住んでいた家の日当たりが恋しかった。日の光が眩しくて朝に目が覚める。冬でも暖かかった。夏は暑かったけど窓が大きかったから風が入った。
こんなことを今の家で書いているのもフクザツな気分になる。
今の家の写真、一枚も撮っていない。