怪物を観に行った。
部屋が暗いので天気が悪いと思って昼まで寝てしまった。夕方からのやつを見た。
大きい映画館はびっくりするくらい人が入ってて真っ直ぐ歩くことが難しい。小さい映画館に行くことが多いのでデカさに圧倒された。
怪物、忘れたくない映画の一つになった。
映画好きの子と観に行った。わたしも泣いたしその子も泣いてた。観終わった後、立ち上がれない系の映画だと思った。
マクドで栄養補給しつつ感想を話した。
人によって共感するポイントが違うの当たり前だけどおもしろい。一人で観たら自己完結しちゃうから人と映画を観るのは良いなと思った。
わたしはいじめっ子ではなかったしいじめられっ子でもなかった。いじめらしいいじめのない学校だったように思う。明るい性格でないし、目立った特技もなかったわたしはどっちかっていうと後者寄り。クラスの輪の真ん中ではなかった。たまにトゲトゲした子にトゲトゲされたりするくらい。
わたしよりもクラスに馴染めずにいる子とずっと席が近くなるとか班が同じだったり、先生から誰々と一緒にしてと言われたりとかがあった。
当時のわたしはそれがあまり嬉しくなかった。
馴染めない子とわたし、二人きりのときは特に何も思わなかった。普通の友だちと同じ。なんなら変に群れたりしていないところに憧れた。他のみんながいるときは自然に話せなかった。それを思い出して悲しくなってしまった。湊くんみたいに優しくできたらよかったのに。
大人になってからはそういうのがなくなったからすごく生きやすい。合わない人とは自然に離れられる。学校にいるときってそれが簡単なことじゃない。残酷すぎる。世界が狭すぎる。